オランダでは4歳の誕生日を迎えた翌日から小学校がはじまる為、特に4歳のお誕生日は盛大にお祝いします。
(法律上では義務教育は5歳、小学2年生からですが、昨今ではほとんどの子どもが4歳からスタートします。)
娘が誕生日を迎えた週は、色々なことが重なり、とても忙しい週でした。
年末に出版予定(世界での同時販売が決定しています)の日本語教科書『おひさま①』(ひらがな編)の最終入稿、3人で最後まで力を合わせて書き上げました。これに要した年月、約5年。
そしてシンポジウムの発表要旨の提出、
『おひさま』を応援してくださっているプリンストン大学日本語プログラムディレクター
佐藤慎司先生の来蘭&ライデン大学でのご講演。
講演当日は『おひさま』メンバーと佐藤先生を空港までお迎えにあがり
シーボルトハウスにご案内したりと
ランチを挟みながら先生の貴重なお話を拝聞できた有意義な1日でした。
佐藤先生の講演は教育面はもとより、人の心を打つ大変素晴らしい内容のものでした。
また講演内で『おひさま』についても言及してくださり著者一同大変恐縮しています。
やはり世界で活躍されている方の発する言葉には、人の心を動かす、魂を揺さぶるような強い力を感じます。
有言実行とはまさにこの事だと心底思いました。
そして翌日が娘の誕生日会。
今年の娘のお誕生日は、アナのケーキを作りました。
実を言うと、兼ねてからずっとこの人形ケーキが気になっていました。
初めてのチャレンジだったので作る前はドキドキしていましたが
なんとか形になり私としては大満足です。
娘の名前には『ROSE(薔薇)』が入っているので
ウエスト部分には薔薇を挿しました。
『人形ケーキ』で検索すると様々なレシピがでてきますが
写真でご説明するとこんな感じです。
スポンジケーキ(高さがあるもの)を2つ焼いて、それを何層かに切り
生クリームといちごを挟んでいきます。
あとは、ドレスの形に切って、
表面をドレスの色と同じ色に染めた生クリームで
塗っていきます。
可能であれば、そのベースは一晩寝かせます。
(生クリームにマスカルポーネチーズを混ぜるとしっかりした生クリームができますよ)
最後はケーキの真ん中に穴をあけ
ウェストからつま先迄サランラップでくるんだお人形を差し込めば
完成!
娘も、娘が招待したお友達もとっても喜んでくれました。
断面図はこんな感じです。
そして
娘が大好きなバレエTUTUドレスカップケーキも作ってみました。
こちらは次の動画を参考にしました→☆
娘の名前やイニシャル、年齢を入れたアイシングクッキーにもチャレンジ。
これらの手作りお菓子を用意するのは簡単ではありませんでしたが、
それでもこれを見た時の娘のリアクションを想像すると
とってもとっても幸せな気持ちになって
『母ちゃん、がんばるぞぅ』と自分を奮い立たせていました(笑)
さて、前回娘の幼稚園のTraktatieの記事を書きましたが(→★)
もう1つ、週に1回通っている学校に配るTraktatie。
こちらはまた違うものにチャレンジしてみました。
ずばりお菓子コーヒーカップセットです。
まず最近ハマッているアイシングで
スプーンクッキーを作って
次のものを用意!
あとはこのようにして
カップを作り上げていきます。
クッキーとアイスカップ、そしてスプーンは
アイシングで固定します。
あとは、中に好きなお菓子を入れて
かわいくラッピング。
そして、あともう1種類作りたかったものがあったので
こちらは学年の違うお友達にお渡ししました。
用意するのはこちら。
オランダのスーパーであれば
ほぼどこでも入手できるこちらのクッキーとフィンガークッキーで簡単に作ることができます。
なんちゃってミラーのお菓子。
私はあえて
ここにアイシングで名前を施しました。
誕生日は色々と用意することがあり大変ですが
子ども達の笑顔を見るとその苦労(?)が報われます。
この1年も元気に過ごしてくれますように。
〜番外編〜
下の子どもも小学校に通いだし、仕事も現在少しだけ落ち着いているので
時間を見つけては一人で黙々とアイシングの練習をしています。
こちらが今週作った作品。
私的には、ヒョウ柄と薔薇の柄がお気に入りです。
ど素人ですが、細かい作業や絵を書く作業、お菓子作りが大好きなので
とっても楽しいです。
ふと振り返るとなんだか子育てというのは
あっという間に時間が過ぎ去る気がします。
だってもう4年、
そして息子に関してはもう8年。
娘が小学校に入学した今では
幼稚園に通っている時にもっと一緒に遊んであげればよかったなと
結構色々後悔しています。
仕事も勿論大切ですが、
自分が本当に何が一番大切なのかを見失わずに
子ども達と過ごせる1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。
そして子ども達の気持ちを
いつも前からでも後ろからでもちゃんと受けてとめてあげられるような
強い母になりたいです。